2019年に発売されたミシュランガイド愛知・岐阜・三重の特別版で2つ星を獲得した『レミニセンス』さん。
名古屋のフレンチといえばレミニセンスさんの名前があがるほど有名なフレンチのお店ですが、星獲得も納得のお料理と雰囲気、サービスで素敵なお店に行くことができました。
ミシュランガイドで2つ星獲得のフレンチのお店
名古屋市中区にあるこちらのお店。
2019年5月発売のミシュランガイドで2つ星を獲得したフレンチのお店で、メニューがとても独特なのが気になっていたので行くのをとても楽しみにしてました!
食べログの『The Tabelog Award』では3年連続でシルバー(一生に一度は味わっておきたい、匠の技に出会えるお店)に表彰されています。
営業はほぼディナーのみ、コースは1つ
現在は16,800円のディナーコースのみ。
料理とデザートで12品前後+食後のお飲み物となります。
営業はほぼディナーのみ、月に1~2回不定期でランチ営業もされているみたいです。定休日も不定期なので、詳しくはお店のHPで営業日を確認してみてください。
ぜひ1人じゃなく誰かと一緒に
お店を訪れたのは2019年はじめでまだミシュランも発売されていない時期でしたが、予約の取りにくいお店として有名でした。今回は、今では月に1~2回しか営業されなくなってしまいましたが、当時のランチタイムにお伺いです。
この日はお1人様フレンチランチです。
普段から他のフレンチのお店にも1人で行ったりしますが、なぜかこの日はとても緊張しました笑
1人フレンチにも快く受け入れてもらえます。
しかし1人だとちょっと寂しい、せっかくなので誰かと一緒に行って、ああじゃこうじゃと感想を言い合いながら楽しくお食事したいと思うお店でした。
なので、ぜひ誰かと一緒に予約して行って欲しいです。
2名掛けのお席へ案内してもらいました。
シンプルでオシャレなテーブルです。
こちらが噂のちょっとかわったメニュー。
開いたら目に飛び込んでくる『余韻』と『記憶』の文字。ストーリーがあります。
なんか小説の目次を見てるみたいですね笑
この日はアルコールがNGでしたので、ノンアルコールのものを。
お店の方が1人だったからか、とても気にかけていただいて、こちらの飲み物についても細かく教えてもらえました。そういう気遣い、とてもうれしいです。
7,500円のランチコースをいただく
この記事を書いている2019年12月現在、今はなきお店訪問当時のランチコースをいただきました。
このお値段で8品前後のお料理がいただけました。
第一章~余韻~
お料理スタートです。まず第一章。
雲丹
これはお皿ですか?
雲丹は北海道産、雲丹の下は葛粉とあおさの揚げたものでフィンガーフードでした。
1口しかないのがもったいない…もっと食べたい、あと10個ください!ってくらいおいしいです。
2品目の猪
猪ってあんまり食べたことないですが、猪のコンソメで八丁味噌も入っているようでした。
なんかおしゃれなカトラリーです。
3品目白子
…なのですが、お料理に夢中でお写真撮り忘れてしまいました…一生の不覚です。
ちなみに私のお料理メモには
ソテー
自然薯 黒トリュフ
白子クリームソース
キャベツのフリット
パクチーの新芽
と書いてありました。なんとなく想像してもらえたらと思います(それは難しい)
ただ言えることは、おいしすぎる。ということです。
そして4品目 牡蠣
もうなんか本当にどのお料理もおいしくて、おいしいとしか表現できない自分が悔しいです。
これで第一章終わりです、余韻。おいしいの余韻。時間がたっても思い出されます。
第二章~記憶~
さて、ここからは第二章が始まります。
お次は箸が出てきました。
5品目は鰻です。
フレンチで鰻ってあんまり見たことないです、和食っぽい雰囲気ありました。
鰻は白焼きで、根セロリ マスタードクリームサラダ仕立てに根セロリの燻製ソースが添えられてました。
そして6品目 肉
錆びた土管の蓋みたいな独特なお皿です。なんかかっこいいです。
お肉は北海道産の蝦夷鹿です。
添えられているソースは肉の出汁、八丁味噌と黒にんにく、卵黄と唐辛子クリーム、西洋わさび、バルサミコ酢とのことです。
どのソースもおいしい、お肉が小さい笑
わさび好きです。
本当にすごいですね、このお皿。
これで第二章も終わってしまいました。時間が過ぎるのは早いものです。
第三章~安堵~
食後のコーヒー、紅茶もこだわりのもので。
第三章はデザートです。こちらは蜜柑。
シャーベットでお口直しにさっぱりおいしいです。これでデザート終わりっていわれてもいいくらいです。
こちらが苺です。
アーモンドパウダーの入ったメレンゲでサクサクに、黄色いソースはルイボスティーとのこと。
こちらは苺のソースですが、温かいんです。
飲んでもかけてもOKとのことで、一口飲んで、あとはかけて楽しみます。
割ったらこんな感じ、色合いもかわいいです。
終章~追憶~
最終章です、追憶は食後の飲み物とお茶菓子なのですが、シェフの幼少期に好きだったお菓子を表現してみましたとの説明が。
この日はプッチンプリンと雪見だいふくでした。
SNSとか見ているときのこの山とか、カントリーマームとか日によっていろんな種類のお茶菓子がいただけるようです。遊び心があって楽しいですね。
あまり見たことない形のコーヒーカップ、かわいいんですがこれは取っ手が持ちにくい笑
シンプルだけどこだわりのあるお店
お店もそこまで広くないですし、内装もシンプルですがこだわりが詰まったお店だなと思いました。
とくにお料理は他のお店にはないメニューの表現の仕方だったり、どうやって思いつくんだ?という組み合わせだったりでお料理が出てくるまでわくわくが止まりません。もちろん食べてもおいしいです。
今回1人で行ったので合間で手持無沙汰になるところもありましたが、そういうの察してお店の方がお料理の説明だったり、話しかけにきてくれたりと、そういう気遣いもなんだかうれしいです。
帰り際もシェフとお店の方がお店の外までお見送りしてくれて素敵だなと思いました。
個人的おすすめ利用シーンは
こちらのお店はどんなシーンでも利用したいですね。
デートもいいですし、女子会も、個室もあるようですのでちょっとした会にも利用できそうです。記念日とかぴったりじゃないでしょうか。
今はほとんどディナーしかやっていないですが、シェフのこだわりがつまったお料理が堪能できておいしい素敵時間でした。
また絶対に行きたいお店です。